『脱』大量生産

マスカスタマイゼーションの仕組みをアパレル産業に構築して『強くて新しい』繊維産業に。


縫製工場の”せがれ”にしか見えない惨状

これまで縫製工場のせがれとしてアパレル業界を見てきて思うこと。
それは構造的な問題が大きく横たわり「クラウドソーシング」「小ロット」「工場のブランド化」などのキーワードでは根本的な解決には至らないということ。
デザイナーズブランド、SPAブランドを渡り歩いてわかったことは「誰がロスを背負わされるか」であり、アパレル業界が「ロス」や「在庫」を持ち続ける限り繊維産業の問題解決に至らないことに多くのアパレル経営者は気付いているはずです。
また、人手不足も深刻な問題で繊維のものづくり側に就く若者が減り、この10数年外国人研修制度などで労働力を補ってきた経緯も目を背けられない事実であります。

国内繊維産業の問題点

国内の成熟した繊維産業は海外新興国との価格競争にさらされて危機的状況に瀕していますが、これまでの大量生産から新しい産業構造にシフトすることができていません。
新興国との価格競争による工賃低下は賃金の低下に繋がり、離職につながります。
また、人手不足の要因でもある大量生産における縫製の仕事は単調な作業の繰り返し。
ライン生産のため、縫製を志す若者の手に職がつかないという現実も縫製離れに拍車をかけます。
そういった幾つかの要因に悩まされて、日本の繊維産業、特に縫製業は高齢化の一途をたどっています。

問題その1:低賃金(職業別賃金ランキング最下位)
問題その2:高離職(低賃金、ライン生産のため手に職がつかない)
問題その3:高齢化(離職と高齢化の負のスパイラル)

IT・IoTを活用した新しいアパレル製造業のカタチ

繊維産業を根本から変革

フクルはアパレル製造業にマスカスタマイゼーション(一点生産)思想の生産システムを構築し、お客様の「こんな服が欲しい」を叶えます。
お客様の趣向にあった「デザイン」「素材」「色」「柄」をお客様の体型に合わせて「サイズ調整」して一着ずつ仕立てます。
まるで第一次産業革命以前に戻るような「アナログな手仕事」への原点回帰が日本の繊維産業の復興の道しるべ。
マスカスタマイゼーション(一点生産)はこれまでの大量生産と違い、一人一人の職人の技量が必要な高度な生産体制のため一着を一人で全て縫い上げることとなり、そのことで仕事に責任を持ちモチベーションが高まります。
その手で縫い上げた商品がお客様のもとに届けられる緊張感、その出来栄えをお客様にお喜びいただくことで、さらなるモチベーションにつながります。

そうです、服を作ることが楽しくて縫製を志す若者に仕事が楽しくなる好循環を作ることもフクルの目指す生産システムの大切な要素です。
このマスカスタマイゼーション(一点生産)を叶えるために高度なIT・IoTを用いたインダストリアルインターネットを用いたアパレル製造工場とそのサプライチェーンを築くことが必要となり、このことにより一点生産の非効率性を吸収することができ、丁寧な手作業に時間をかけることができるのです。

モデリストによるハイクオリティなパターンメイキング

フクルではパリコレクション経験者によるハイクオリティなパターンを元に、熟練の職人が洋服を仕立てます。
モデリストと呼ばれる「布の彫刻家」の手技から生み出される芸術的なデザインとカッティングは【立体裁断】という高度な技術が必要とされます。
日本人ならではの繊細な技術と世界のバイヤーやファッションジャーナリストに鍛えられた感性がハイクオリティなパターンを作り、それを熟練の職人が一着一着丁寧な手仕事で仕立て上げます。

お客様満足のための完全受注一点生産

お客様一人一人の好みのデザイン・色・柄・丈感・サイズ感が違います。
一着一着お客様のご要望ごとに職人が手がけることで、お客様の細かなご要望にも応えることができ、満足度の高いファッションが提供できるのです。

また、大量生産ロスの必要がないので、ハイクオリティなファッションを適価で提供することが可能です。
一般的にアパレル製品のロス率は10~20%と言われているので、その分の価格メリットがお客様と生産者に恩恵が生まれ、廃棄される衣類も少なくエシカルな取り組みとも言えます。

フクルが実現する繊維産業の未来予想図

日本国内の質の高い繊維製品製造の技術とノウハウをIT・IoTを用いたインダストリアルインターネットを用いたアパレル版マスカスタマイゼーション(一点生産)で若い世代に技術継承を促し、新興国との競争にさらされる事のない高付加価値なサービスを構築し、生産する職人に適正な賃金をもたらし、産業構造の転換点をつくることがフクルのビジョンです。

繊維産業は想像(クリエイティブ)産業

近い将来テクノロジーの発達によって失われる職業があると言われています。
しかし織り・染め・刺繍・縫製はロボットや人工知能で行うことのできない超アナログな手仕事です。
そんな近い未来にフクルはアパレル版マスカスタマイゼーション(一点生産)で新しい繊維産業の未来を構築するために今ここに始動します。
国内で存続し続ける織物・染色・縫製・刺繍の事業を継承し、日本の繊維産業を存続させる最後のチャンスをフクルが担います。

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